お墓を知る
お墓は比較的耐久性があるものですが、それでも日差しや雨に長い年月さらされると、古くなったり、シミになったり欠けてしまったりするものです。
現在、建て替えが多いお墓は、明治・大正・昭和初期に作られたものが多いのですが、その頃は大谷石や白河石など、御影石に比べ軟らかい石が一般的に使用されていました。
また、お墓の修復とは、墓石を新しくしたり、一部を新設したりするだけではなく、クリーニングを施したり、欠けている部分の補修をすることもできます。建てられた時期、墓石の材質、広さ、昔の技法などによって修復する方法も変わります。
case 1
古くなった墓石をすべて新しい墓石に交換することができます。ご予算によっては石塔だけ、もしくは外柵だけを新しくする方もいいらっしゃいます。
特に昔の外柵は、石の硬さとしては軟らかめの大谷石という石種で建立されていることが多く、外柵だけ御影石で直すこともできます。最近では、昔ながらの和型からモダンな洋型のデザインに変更したり、ピンクや深緑色などの墓石に変える方も増えてきました。
<お墓の修復ポイント>
<お墓の修復ポイント>
case 2
傷んでしまった香炉を御影石に交換したり、花立をステンレス製や落し込み仕上げに変更したり、塔婆立てを追加したりできます。
case 3
数十年前の墓地の場合で、地盤がゆるい場合、外柵にひずみが生じてしまったり、墓石(石碑)が傾いてしまうこともあります。
傾いてしまった場合は、石碑を組み直して傾きを修正します。
また、一部が欠けてしまったり、塔婆立がぐらついてしまった場合は、補修するなどして早めに対処します。